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宅配便、朝6時にお届け。

各社、在宅率高い早朝を活用。再配達を削減へ

在宅率の高い早朝(6時~9時)に荷物を配達する動きが広がっています。

一番早い勤務時間は7時からで「7時半になればインターホンをそしていいと説明を受けている」といい、「最初は戸惑うお客さんが多いですが、2回目以降は普通に受け取ってもらえます。」といいます。

ネット通販は試験的に開始。

アマゾンジャパンが早朝宅配の試みを地方都市にも広げ始めました。

インターネット通販の拡大で宅配便の需要は増える一方、配送現場の人手不足は深刻です。通勤通学前に確実に届けることで、再配達を減らしたい考えです。

アマゾンジャパンは個人の運送事業者に配送委託する「アマゾンフレックス」を2018年11月から東京、神奈川の一部で開始。最近は仙台市や札幌市にも広がっています。

アスクルのネット通販「LOHACO(ロハコ)」が一部地域で展開する配送サービス「ハッピーオンタイム」では午前6時から1時間単位で配達時間を指定できます。

宅配便大手の佐川急便は本格サービスへ検討を始めています。

大手を悩ませる再配達問題で年間9万人分の労働力が浪費

宅配便が悩ませているいるのが再配達問題です。大手3社(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便)の19年10月の再配達率は全国平均で15%で、都市部では16.6%になります。

国交省は、再配達で年間約9万人分の労働力が浪費されていると試算できます。再配達を減らさなければ、物流分野の人手不足解消は難しいと見ています。

朝が強い人はいいですけど、弱い人は?

早朝になるぼど就寝中に起こされたといった消費者の反発も予想されます。このため楽天でも一部地域で午前7時からの配達を始めたものの、土日祝日は8時以降に届けるよう配慮しています。

早朝に届ける商品と宅配便をセットで届ける試みも出てきました。新聞販売店を活用して宅配網をひろげるラストワンマイルソリューションは、玄関先などに荷物を置いて届ける「置き配」と、朝刊配達を組み合わせた早朝配達を宅配大手と検討しています。

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